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歯を大切にするには歯ブラシの選び方も重要

虫歯や歯周病を防ぐためにも歯磨きを毎日するということは、とても大切なことです。
しかし、ただ適当に表面だけを磨いただけでは意味がありません。
歯にしっかりと当たって隙間や隅々まできれいに磨くことができるような
自分の口のサイズに合う歯ブラシを選ぶことが重要になります。
虫歯の元になってしまう歯石を落としやすいのは毛先が硬いほうがよいですが
歯ぐきを傷つけてしまう場合もあるので、刺激を与えすぎないように普通か柔らかめの毛先を
選んだほうがよいでしょう。
歯ブラシは基本的に毎日のように使用するものなので、どんどん劣化していきます。
また細菌なども付着してしまうので、衛生的に考えても一ヶ月くらいで新しく交換したほうがよいです。

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受け口

受け口というのは、成長とともに症状が酷くなる傾向があります。特に12~15歳ごろの伸長がぐんと伸びる時期には下あごが出て顔が長くなり、上あごの成長不足、下あごの成長過多の状態になっていきます。また、あごの関節や口の筋肉、上下の顎の大きさ、形などにも影響が出てきます。その為治療は、顎の成長のコントロールがしやすい時期に開始し、成長が止まるまでの経過観察と治療が必要になります。早期治療が必要か否かを判定する目安としては、ご家族に受け口の方がいるか、幼稚園児の時に乳歯の前歯が反対の咬み合わせで下唇が出ていたか、食べ物を飲み込む時に舌で舌の前歯を押す癖や口呼吸の癖があるか、学校検診などで指摘されたか、本人が気にしているかなどが挙げられます。1つでも当てはまるようなら、矯正歯科医に相談してみてください。

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子どもの指しゃぶり

「2歳児の子の指しゃぶり癖があり、矯正治療をすすめられます。実際はどうなのでしょうか」。2歳児の指しゃぶりというのは、普通に見られる生理的な現象で、現段階ではそれを止めさせる指導の必要はないかと思います。何歳ごろ指導するのかは、小児科医、矯正歯科医や小児歯科医、あるいは臨床心理士などでそれぞれの意見があるかと思います。ただ指しゃぶりの発現率を調べた統計によれば、2~3歳ごろがピークのようで、その後は次第に減少していく傾向があります。矯正歯科医の立場で指導が必要と言える目安は、5歳になっても指しゃぶりをやめられず、上下の前歯の間に隙間ができたり、出っ歯になって口元が出てきた理している場合でしょう。また、そのまま続けると、6~7歳ごろに生えてくる永久歯の歯並びに影響してきます。

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カンシダ菌への処方

カンジダ菌に感染する事で痛みを感じる場合には、抗真菌薬が処方されます、市販薬には、口の中を保湿する為のマウスウォッシュやスプレー、ジェルなどが売られています。いずれも保湿成分が含まれており、マウスウォッシュならば水でうがいするよりも口の中の潤いが持続します。スプレータイプなら外出時に持ち歩けますし、ジェルタイプは、保湿と同時に粘膜のカバーも出来ますよ。いびきや歯ぎしりなどが原因となっている場合には、夜間だけマウスピースを装着する事で渇きが改善される事もあります。高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、水分を摂らないという人も多い為、こまめに水分を摂る習慣をつけておく事も大切ですよ。

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電動歯ブラシの使用上の注意点

電動歯ブラシは、作動を自由にコントロールできないので注意が必要と言えます。ブラッシング圧が大きいと振動を抑制したり、歯の摩耗や歯肉を傷付けたりする事があります。また、細部の清掃が十分に行えない事もあるので、電動歯ブラシでの清掃後は、手用歯ブラシを用いると良いでしょう。電動歯ブラシの安全性は電気用品安全法によって認められているが、駆動の電動部が付属されているので、湿気の多い所での使用や保管などについては注意が必要です。また、ペースメーカーなど電子医療機器の使用車の使用は避けるようにしましょう。近年では、幼児用の電動歯ブラシも市販されていますが、振動が成長への影響を及ぼす事があるようなので注意が必要と言えるかもしれません。

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虫歯の発端

皆さんもご存知なかったかもしれませんが、「虫歯」は、実は感染症であると言われております。例えばお母さんがランチに召しあがるカレーをひと口同じスプーンでお子さまに与えることで、ミュータンス菌は知らず知らずのうちに子供たちの口の中に繁殖していくようなのです。「虫歯菌」がお口のなかに繁殖しはじめる過程にはお母さんのそのような行為が、子供達の口内にミュータンス菌を感染させてしまっているようなのです。たまたま口の中に入ってきたミュータンス菌が、すぐさま「虫歯」になるという訳ではなく、きちんと毎日のデンタルケアなどで口内環境を整えないことが、何よりもミュータンス菌の繁殖を促していると言われております。ですから子供たちの成長過程のなかで多少ミュータンス菌がお口の中に居座ったとしても、毎日のデンタルケアをきちんと行なっていれば虫歯を予防することにつながるというわけなのです。

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歯みがきトレーニング中のお子さまの注意点

お子様が歯磨き好きであったらどんなに楽できるだろうか…、などと歯磨き嫌いのお子様の暴れん坊ぶりに、思わずサジを投げたくなる新米パパママたちも多くいらっしゃるのではないでしょうか。お子様を歯磨き好きにするためには、まず遊びの中で歯磨き習慣を覚えさせるなどといったような歯磨きトレーニングが大切です。お気を付け頂きたいのは、お子様は歯磨きトレーニングがはじまりますと日常生活のなかにある歯ブラシに似たような玩具や道具を口の中に入れようとするような行動を見せることもありますので、お口に入れては困るものなどお子様の身の回りに放置することは避けましょう。また遊びの中で歯磨きトレーニングを学ぶと言いましても、実際に歯ブラシのような突起物を口にくわえながら走り回るような行動を見せる子どもたちに対して、パパママの見守りがないということは、大変危険な状態ですので必ず付き添いを行いながら、歯磨きトレーニングをする習慣を身につけましょう。お子様はふとした瞬間に目を離しただけで想像もつかないような行動を起こしていることも考えられます。残念なことですが、お子さまが歯ブラシや歯ブラシに似た突起物を口の中に入れてしまうことで、大きな怪我につながってしまう事故などが毎年報告されているようです。

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健康な歯と認知症の関係

「8020(ハチマツニイマル)運動」は、日本人が80歳になる時点で20本の健康的な自分の歯を維持できるようにしようと言ったような意味合いが含まれているようです。皆さんはご自身が80歳になった時に、健康的な自分の歯を20本維持できるなどとお考えでいらっしゃいますか。ヨーロッパの諸外国では80歳にもなる高齢のおじいちゃま、おばあちゃまが、健康な自分の歯を20本の維持していることも珍しくはないようなのです。日本人におきましては、現在のところ平均4~8本程度が、自分の歯であるというようなデータ結果が出されているようなのです。これを気に、デンタルケアを見直してみるのもよいでしょう。

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未来の歯が再生する歯科医療に向けて

「歯」に関する再生治療の研究が始められているようです。人間の髪や肌は、生まれ変わるのに、歯は、永久歯になると、2度と生え変わることはありません。人間以外の動物の中には、サメ、ウサギ、カバなどは、生え変わる「歯」をもっています。ですが、人間の歯は、虫歯や歯周病、ケガなどで、1度抜け落ちてしまうと、新しく生え変わる事はありません。そのような観点からも、「歯」の再生医療の研究には、大きな期待が寄せられています。現在においては、皆さんの親知らずなどの機能していない歯を、他の失われた歯の代用として、移植するような形で再生治療が試みられているようですが、今後は、歯の一部などから、いくつも同じ歯の代用が再生されるような研究が花開くと良いですね。

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糖尿病と歯槽膿漏の関連性

歯槽膿漏というのは、実は全身の健康に大きく影響を受けます。その第一と言ってもよいのが糖尿病です。歯槽膿漏はに真剣に取り組む歯科医ならば、必ず糖尿病とその程度の質問をせざるを得ません。

血糖値がしっかりとコントロールされていなければ、歯槽膿漏の回復はなかなか難しいと思います。「ちょっと糖尿の気がある」と申し出た患者さんがなかなか改善されず、主治医に連絡を取ってみたら重い糖尿病だったという例・歯磨きはしっかり出来ているのに、「出張先でつい食べ過ぎてしまう」為に糖尿病が悪化してしまい総義歯に進でしまった例・膿漏よりも糖尿病の方が本人も医師も苦戦した例・糖尿病に関わる歯槽膿漏の事例というのは枚挙にいとまがありません。

また、糖尿病ほどではないにせよ、動脈硬化も闘病の妨げとなりやすいです。他にも、ストレスが膿漏に影響を与えるという事も少なくありません。

徹夜をすると虫歯がうずく・具合が悪いと入歯がガタつくなど、ストレスは歯に響きやすいのです。

歯槽膿漏ともなると、もともと歯茎が弱い状態です。その為、ストレス・寝不足や疲れ・ちょっとの無理でもてきめんに歯茎が悪化します。

鏡で熱心に歯肉を確認している患者さんは、逆に歯茎から自身の健康状態を読み取るほどです。

持病の膿漏を逆に利用して「今自分がどんな状態なのか」「自分に適した生活なんだろう」という考えに繋がっていく事は、ある意味良い事だと言え、ぜひとも発想の転換は大切にしてもらいたいものです。