受け口というのは、成長とともに症状が酷くなる傾向があります。特に12~15歳ごろの伸長がぐんと伸びる時期には下あごが出て顔が長くなり、上あごの成長不足、下あごの成長過多の状態になっていきます。また、あごの関節や口の筋肉、上下の顎の大きさ、形などにも影響が出てきます。その為治療は、顎の成長のコントロールがしやすい時期に開始し、成長が止まるまでの経過観察と治療が必要になります。早期治療が必要か否かを判定する目安としては、ご家族に受け口の方がいるか、幼稚園児の時に乳歯の前歯が反対の咬み合わせで下唇が出ていたか、食べ物を飲み込む時に舌で舌の前歯を押す癖や口呼吸の癖があるか、学校検診などで指摘されたか、本人が気にしているかなどが挙げられます。1つでも当てはまるようなら、矯正歯科医に相談してみてください。
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